日々の業務のすべてが学びであり
面白みがあります
新卒で入社した製造小売業の仕事は好きだったのですが、全国転勤がある会社で各地を転々として住むところが選べない環境だったので転職を検討、その後自身のレベルアップのために東京で営業職を2年間勤めました。
26歳くらいの時にもう一度自分の好きなものを仕事にしてみようと考えた時、住宅のリノベーションというところに行きついて、未経験でも受け入れてくれるエフステージに出会い入社を決めました。
数日間の社内研修の後は、所属部署の上司についてひたすら仕事を学んでいき、入社して1か月くらいから物件に関わらせてもらって、3か月後くらいには1人で物件を任せてもらえるようになりました。当時は物件の決済(引渡し)までの期間が長かったこともあり、1物件に1か月近く時間をかけてプランを考えることができたので、何度も図面を作っては確認をしてというのを繰り返して、1か月間に1件~2件の物件をこなしていきましたね。
リノベーションは半年程度をかけて1件が完成していくので、半年でやっと全体の流れが把握出来て、1年くらいでようやく1人で仕事をこなせるようになったと思います。
もちろん初めのうちは「未経験なのに、本当に自分がやってもいいのかな?」という不安もありました。専門用語も全然分からなかったですし…(笑)
ただ、上司がなんでもすぐに聞ける環境を作ってくれていましたし、段階によって担当する物件の難易度を調整してくれていて、初めのうちは簡単な物件、徐々に築古物件や8000万円を超える難しい物件へと、ステップアップしているという感覚があったので、苦労というよりも仕事を楽しむことができましたね。
70㎡3LDK、2000年代築、LDKは元々対面キッチンになっていて14帖くらい、5帖程度の洋室が3部屋・・・すでに現代の住みやすい住宅の間取りになっているので、プランナーが行う間取り変更は、収納のサイズの微調整程度です。
今はもう間取り変更の楽しさを知っていますので、このような物件では物足りなさを感じてしまいますが、当時はそれでも十分に楽しかったですね。
企画部では、担当した物件の件数評価が大きいので、人よりも3件、4件多くこなそうという気持ちで行っていました。結果として半年間で平均2件程度多くこなすことができたので、そこは評価に繋がったんだと思います。
あと、部署のみんなが使う資料の雛形データをなるべく簡略化して作業効率を高めたり、自分のための仕事というより、部署全体の改善につながるような作業も積極的に取り組んだのでそういうところも反映してもらえたのではないでしょうか。
通常のプランナー業務の他に、間取り会議の責任者と新人教育ですね。間取り会議とは、週3回各スタッフが手掛けた間取りに対して、部署の全員で意見を出し合う会議になります。
買取再販リノベーションは、エリアや販売価格、広さやターゲット層など、さまざまな情報をもとに最適な間取りを決めていくのですが、間取りの内容というのは、販売・利益に直結するため、間取り会議での意見はとても重要です。
係長になり間取りを決定する立場となった今、その責任の重大さを感じていますね。
後輩たちが間取り作成や業務のことで悩んだ際、自分自身がしてもらったように、聞きやすい環境を作ってあげることも心掛けています。
通常のプランナー業務においても、現在は都心の高額マンションを任せて頂けるようになりました。
高額マンション、いわゆる「億ション」と呼ばれるものは、見映えにもこだわらないといけないため、設備仕様や照明の部分で、標準設備ではなく自らの提案が必要になってきます。
標準設備ではない商品を選定するというのは、正直面白いですし、完工した時の学びが全然違いますね。
まだまだ高額マンションのリノベについては失敗も多いのですが、出来上がってみて「こうやって見えるんだ…」「次はこうしてみよう!」と新しい発見が沢山あるというのは、仕事において前向きになれるポイントです。