株式会社エフステージ(本社:東京都文京区、代表取締役社長:藤島 昌義)は、新たに「中期経営計画2027」を策定しました。2027年度の目標売上高500億超、販売戸数1,000戸超を目指し、取り組んでまいります。
1. 「中期経営計画2027」策定の背景
エフステージは、これまで販売件数・売上・社員数ともに右肩上がりの拡大成長を続けてきました。
この成長の一因には、首都圏中古マンション市場の拡大が上げられますが、年々拡大する市場に比例して新規や大手の参入が増え、競争は一層激しさを増しています。会社の規模を問わず競合がひしめき合う中、今後も激しいシェア争いが予想されます。
また、経済状況においても物価高騰によるコスト上昇、金利上昇、不安定な株式市場による景気後退や不動産相場の下落、地政学的紛争、自然災害など、さまざまなリスクがあり、今年の市場予測さえ困難な状態です。
こういった不確実性の高い状況にあっても、エフステージは継続的な企業成長と経営理念の実現を達成するため、「中期経営計画2027」を策定しました。2002年の創業以来、20年以上にわたって築いてきた経営資源、「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」「時間」「知的財産」を今あらためて見つめ直し、再強化することで、買取再販市場におけるシェア拡大を力強く推進します。
2. 中期経営目標
2027年の数値目標を、売上高538.1億円(24年実績336.1億円・160%増)、販売戸数1,024戸(24年実績767戸・133%増)と設定しました。
営業社員を52名(2024年実績)から80名へと約1.5倍に増員するほか、施工体制の増強や財務基盤の充実など、組織体制のさらなる強化を「ターゲティング戦略」と「経営資源の再強化」という2つの事業方針に基づいて推進します。
3. 中期事業方針
経営目標達成のため、「ターゲティング戦略」と「経営資源の再強化」の2つを事業方針と定めました。
■ターゲティング戦略
私たちは以前より30~40代の第一次取得層向けの物件、いわゆるボリュームゾーンを中心に物件の仕入れ・販売を行ってきました。今回の「中期経営計画2027」ではボリュームゾーンの中でも、駅近、ファミリータイプ、都心アクセスのよいエリアなど、特に市場ニーズの高い物件にターゲットを定め、首都圏リノベーションマンションの市場シェア拡大を図ります。
実際に2024年の価格帯別成約比率を見ると、市場では少し高くとも、築浅で好立地の物件が求められています。業界的に築古物件の方が仕入れやすい傾向にありますが、市場ニーズを見極め、あえて仕入れ競争の激しい売れ筋物件に注力することで、売上高538.1億円・販売戸数1,024戸達成を目指します。
■経営資源の再強化
私たちはこれまで「首都圏シェアNo.1」「累計販売戸数8,500戸超」「工事中成約率41.9%」など、さまざまな目標を達成してきました。これらは私たちが「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」「時間」「知的財産」の6つの資源を20年以上にわたって積み上げてきたからこそ、達成できたものです。
競争が激しく不確実性の高い時代であっても、これまで築いてきた実績と信頼はゆるぎない私たちの力です。6つの経営資源を今一度、一つ一つ磨き直して確固たる強みとし、これまで以上に強い企業をつくります。
4. 2025年戦略方針
経営目標の達成にとどまらず、次世代を見据えた組織づくりと人材育成の観点から、2025年はインナーブランディングに注力します。
今期のインナーブランディング強化に先立ち、社員が理念をより理解・実践しやすくすることを目的に、企業理念の一部を改訂しました。
「エフステージが事業を通じて何を目指し、何を考え、何をすべきか」を、使命(Mission)、将来像(Vision)、価値観(Values)、行動指針(Guideline)として明文化し、理念体系を再構築しています。この理念体系を基盤に、事業方針や戦略の策定を行いました。
また、今回新たに「目指すべき姿(Vision)」として『私たちはお客様の本当に求めるものを追求し、安心して選択できる住宅市場を作る』を加えました。私たちエフステージは、お客様目線の事業運営を徹底し、買取再販業界の指針となる企業として、人々のゆとりある暮らしの実現と循環型社会の形成に貢献してまいります。
▶関連リンク
・エフステージ企業理念:https://www.fstage.co.jp/about/philosophy/
<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社エフステージ ブランド事業部
電話:03-3818-2631
メールアドレス:pr@fstage.co.jp